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痛風

痛風は、主に足の親指やアキレス腱のつけ根、足の甲やひざなどが赤くはれて激しい痛みの発作が起こる病気です。

風が吹いても痛いということで、痛風と呼ばれています。

痛みの原因となるのは、血液中の尿酸という物質です。尿酸は体内にあるプリン体という物質が肝臓で代謝されることでつくられ、腎臓の働きにより尿として排泄されます。

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尿酸値が高い状態を高尿酸血症といい、この状態が長く続くと血液に溶けきれなくなった尿酸が徐々に結晶化して関節の軟骨などにたまっていきます。

その結晶が、あるとき突然に何かの拍子で軟骨からはがれると、白血球が異物とみなして攻撃をするため炎症が起こって痛風を発症します。

痛風患者のほとんどは男性で30ー50歳代に多く、国内では約100万人いると推計されています。

さらに痛風の予備軍となる高尿酸血症の患者は1000万人ともいわれています。

特に肥満の人は内臓脂肪が増えることで、肝臓で多くの尿酸がつくられ体内にたまりやすくなるため、痛風発症の可能性が高くなります。

また、アルコール飲料やジュースなどの甘いものには尿酸値をあげる働きがあります。

外食やコンビニ食の多い人、近親者に痛風になった人がいる場合には、食事や生活習慣に注意が必要です。

痛風発作が起きた場合は、できるだけ早く薬を使って痛みを抑えることが大切です。

尿酸値が高いと何度でも痛風を再発する可能性があるため、食事の内容や生活習慣の改善のためにも取り組みましょう