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尿路結石とは

尿路結石とは、その名の通り尿の通り道である「尿路」にできる石のことです。

構成される成分によっていくつかに分類されますが、カルシウム結石が全結石の90%以上を占めます。

中でもシュウ酸カルシウム結石は、食事から摂ったシュウ酸が不要なものとして尿中に排泄され、そこでカルシウムと結合し結晶化されることにより腎臓内で結石となってしまいます。

尿路結石というと、激痛がイメージされがちですが、必ずしも激痛を伴うわけではなく、結石ができる場所によって症状の現れ方も異なります。

腎臓に結石がある場合は、痛みはほとんど感じません。

尿管に結石がある場合は、背中や脇腹に痛みが出やすいと言われています。

尿路結石は、食生活と関わりが深いため、毎日の食事に気を付けることが予防につながります。

■水を飲む

水分をたくさんとると、尿が薄まって結石が出来にくくなります。

こまめな水分補給を心がけましょう。

1日の尿量が2リットル以上で結石形成の危険度が低下してくるため、それ以上の水分を摂取するようにしましょう。

ただし、煎茶やウーロン茶などシュウ酸を多く含む飲み物では逆効果になってしまいます。水やほうじ茶のようなシュウ酸が少ないもので水分を摂取しましょう。

■バランスの良い食事をとる

シュウ酸は、ほうれん草のような葉物野菜やナッツ類、チョコレート、バナナ、たけのこ、コーヒー、紅茶、緑茶などに多く含まれるためこれらの食品の食べすぎに注意しましょう。

また、シュウ酸はカルシウムと一緒に摂ると、便と共に排泄されます。

体内に吸収されるシュウ酸が少なくなるように、カルシウムを多く含む食品を一緒に摂ることがオススメです。

例えば牛乳や豆腐などは効率良くカルシウムを補給できます。

ただし、過剰な脂肪摂取も尿路結石の原因となりますので、牛乳を飲む際は、脂肪分の少ない牛乳に切り替えるなどしてみましょう。